神社と「和」の幸せ情報誌
『和合ーWAGOー』 第38号
(2021年1月1日発売)の記事内容
●【10周年記念特集】
神々の奇跡、生命の奇跡
・神宮礼拝/稲田美織(写真家)
・「日出処日本」巨匠・横山大観の祈り
・人の誕生の奇跡/藤原美津子(神道研究家)
・神業遺伝子をオンにする、笑いと「一万人のお宮奉仕」/中東弘(枚岡神社宮司)×塚田昌久 (「和合友の会 和の道」会長)
・俳句と神道/鹿又英一(俳句結社「蛮の会」主宰)
・随神の道を行く/杦田勘一郎(スギタグループ代表)
・必然の中の奇跡/岡田能正(近江八幡・賀茂神社禰宜)
・太陽に向かって生きる/画家・太陽 大西幸仁×植松規浩(株式会社アルプクエルジャパン代表取締役)
・令和三年は一番重要な年です/小林芙蓉(書家)×画家・太陽 大西幸仁×植松規浩(株式会社アルプクエルジャパン代表取締役)
・いのちを舞う/やまとふみこ(やまと舞舞主)
●仁淀川平家の杜 横倉宮・安徳天皇陵墓参考地/久保田 敦(歯科医・写真家)
●神々の意を伺う 石鎚山/町田真知子(神託コンサルタント)
●一の宮を巡る 伊勢国一の宮・椿大神社/荒川祐二(作家)
●神社は不変なものではなく、常に進化していくもの/清水祥彦(神田神社宮司)×山崎敬子(民俗学者)
●神話の中に答えがある!/市川緋佐麿(稲毛神社宮司)×市川和裕(稲毛神社禰宜)×窪寺伸浩(神棚マイスター)
●神棚ガールズ誕生!
●文化庁・伝統文化親子教室事業「小鼓で能の世界へ!」
●神々の輪 平松神社/ 深結(Myu)(アーティスト)
●「小さな神社を旅する」/渋谷 繁(神社写真家)
「和」の文化と精神を継承していくため発足された「和合友の会 和の道」は、全国の神社でお掃除をする「一万人のお宮奉仕」を展開しています。代表・塚田昌久氏が今号でお話を伺った相手は「平成令和の大造営事業」を粛々と進めている枚岡神社・中東弘宮司です。
美しく蘇った御本殿の神気溢れる境内で、中東宮司も「神の力をいただく秘訣は、お掃除にあり」とおっしゃっています。誰もが、自らの内にある「神業」を引き出していく時代なのです!
ニューヨーク同時多発テロを起点に、平和への鍵を求めて世界中の聖地を巡った写真家・稲田美織さん。ネイティブアメリカンの聖地からマヤ遺跡、ギリシャ、トルコ、アンコールワット、イスラエル、パレスチナ、ウクライナ、そして伊勢の神宮へと辿り着く。
世界中の聖地を自らの足で回ることによって得られた「気づき」、そして「真理」。それは、これからの時代を生き抜くための「智慧」なのです。
内容例/書「雨ニモ負ケズ」と 金澤泰子
現世的なことにあまりに無知に生きている翔子が、「悟りの世界」に一番近いところにいるのではないかと思います。生まれながらにして翔子は、競争することを知らず、万物に優しい想いを寄せずにはいらでない、他者を想いやる曇りなき心がそなわっています。
想像してみてください。恨み、妬み、苦しみなどがなく、優しさと愛に満ちた世界を。めまいがするほど澄み切った美しい世界を。そんな世界に翔子は生きています。例えるなら、ジョン・レノンの『イマジン』の世界です。
「悟りの世界」とは、遥か遠くにあるのではなくて、今生きているこの世界、私たちの身のすぐ紙一重のところに広がっているのではないでしょうか。近代文明や科学、教育などに感化され、洗脳されてしまっている私たちにはそれが見えなくなってしまっているだけで、それらの近代の属性を削ぎ落とせば、本当の世界は清き光と生命の喜びに溢れているのでしょう。